ITとお金と何某と

某IT企業社畜が、資産運用と気になったITネタをつぶやきます

【イベントレポ】GMO主催の「ゲーム✕VRの未来を考える」を聞いてきた【まとめ】

f:id:finenot:20171111103340j:plain

 

こんにちは イトカネです

 

去る2017念11月22日、こちらのイベントに参加してきました。

atnd.org

イベント内容を簡単に説明しますと、

  • 株式会社よむネコのCEO 新さんによるVR商業化の動向
  • 国際カジノ研究所所長 木曽さんによるe-sportsの賞金に関する法令問題

という2つの発表をいただいた感じです。

 

1つ目のよむネコは、「エニグマスフィア」というVR体験ゲームを出したことでちょっと話題になってましたね。

実際にVRゲームを開発をしていて気づいたこととか、今後のVR市場の話をいろいろ聞けたので面白かったです。

 

2つ目は、ガチの法令話だったので、ゲーム関係の仕事をしていない方は、ちょっと難しかったかな・・・

 

そんなわけで、1つ目で聞けた話のポイントをちょっとまとめようと思います。

自分の備忘録も兼ねてね。

あ、資料公開されてなくて、スライドの写真載せていいかわかんないので、文字ベースになるけど勘弁。

 

 

株式会社よむネコについて

代表取締役の新さん自らによる発表

 

 2人協力型のVR脱出ゲーム「エニグマスフィア」を出して話題になってた会社。

アーケード化もしていて、梅田のジョイポリスにあるらしい。

エニグマスフィア(ENIGMA SPHERE)│アトラクション・施設│梅田ジョイポリス

 

今は、完全新作VRRPGを制作中とのこと

 

超楽しみ!!

 

VRゲーマが待ちわびているもの

『SkyrimVR』という大人気オープンワールRPGのVR版がPSVRで11月17にアメリカでは発売されていて、結構向こうでは評判が良いらしい。

www.playstation.com

ちなみに日本では、12月14日に発売予定!

買っちゃおっかなー。

 

 

まあ、それは置いておいて、他にも『Fallout4VR』とか『DOOM VFR』とかのビッグタトルのVR化も予定されてる状況なわけです。

 

ここらへんの移植について、1つの良い点2つ悪い点があるそうです。

 

まず良い点。

VRが出た頃って、1ゲーム10分ぐらいでさくっと遊べる1,000円〜2,000円ぐらいのゲームが人気だったし、実際売上も大きい。

みんな「VRすげー」って感じだけで喜んでくれた感じね。

 

でも、最近のVRゲーマーはもうそこらへん慣れちゃってるから、ただのミニゲームじゃあお金は出してくれなくなってる。

もっとがっつり遊べるVRのためのVRゲームを待っている雰囲気があるみたい。

そういう意味で、SkyrimVRとか他のビッグタイトルは、ゲーム内容自体がハードゲーマ寄りなんで、かなり歓迎されている。

 

次に悪い点2つ。

1つは、移動方法がつらすぎるし、酔いすぎること。

結局ただの移植モノなんで、VRに最適化されてるとは思えないし、実際そういうコメントも多いらしい。

 

あとは、手だけではない自分のアバター全体を見たい!ってコメントも多いそうで。

VR出た頃は、ユーザにキャラクターの全体を見せると没入感が下がるとか、ドヤ顔で言ってる企業も多かったけど間違いだったね。

 

一言で言えば、VRのためのゲームではない!ってこと。

 

 

もう一つは、VRハードの値下げと新作の問題。

OculusRiftなんか発売当初の去年4月から、今日までで半額以下になってる。

HTCViveはそろそろ新作出すとか言ってるし、いまからVRハード買うのはなぁって思ってる人はたぶんいっぱいいるんだろう。

 

個人的には、その考えは正しいと思う。

ぶっちゃけ1つのハード(しかも単体で遊べないもの)に10万とか頭おかしいし・・・(自虐風)

 

VR-OSの囲い込み競争

OSって言ってるけど、発表聞く限りプラットフォームとかコミュニティのがニュアンスは近いかも・・・

 

 

VROSって聞いても、いまいちイメージができなかったけども。

例えばパソコンのOSといえば、「Microsoft」「Mac」を連想する人がほとんどだよね。

だから、VROSといえば「○○」って言われる知名度を欲しがってるって意味だと解釈した。

 

有名どころは次の4社かな

  • Oculus Dash
  • Microsoft MR
  • Steam VR
  • PSVR(PS5?)

 

エニグマスフィア@梅田ジョイポリス

ここから、エニグマスフィアの話。

 

まず、エニグマスフィアを梅田に置こう!って話が出た時。

入ってるビルのメイン客層がほぼ10割女性らしくて、こんな所にVRゲームなんか入れて、採算取れんのかなーってのが最初は思ってたらしい。

 

ただ、蓋を開けてみると・・・

 

 

大盛況!!

 

休みの日だと、2時間待ちとかもあるらしい。

しかも客層の4割ぐらいは女性客!

 

で!

 

プレイしてる様子を見てると結構面白いことが分かったそうな。

最初にも言ったが、このエニグマスフィアって2人協力プレイなんだけど、組み合わせで全然プレイスタイルが違うらしい。

 

まず、男同士の場合。

 

THE 無言!!

 

協力プレイのはずなのに、ひたすら黙々とソロプレイ。

むしろもう一人はお邪魔キャラ扱いするぐらい(笑)

 

 

次、カップルの場合。

 

一発で、普段の力関係が分かるって(笑)

 

男がこっちだよーってリードするのか、逆に女性が何やってんの!とか怒ってるのかで、まる分かりらしい。

 

 

最後、女性同士の場合。

 

こいつら、周り見えてないわ

 

てな感じ。

いや、ヘッドセットかぶってるから見えてないのは当然なんだけど。

自分たちが今ゲームやってるんだって事も忘れて、ワーキャー言いながらすっごい楽しんでくれてるらしいよ。

 

ちょっと意外・・・

 

最後に

VRに対するニーズって大きくコアゲーマ(VR経験済)ライトゲーマ(VR未経験)の2つがある。

 

コアゲームは、いったとおりガッツリ遊べるVRのためのVRゲームを早く出してほしいと思ってる。

逆に言えば、そういうゲームが作れれば、特に海外ユーザに爆売れする可能性が高い。

 

逆にライトゲーマは、自分でVRハードを買ってまではしない人たちだけど、潜在的な需要としてはこっちのが圧倒的に多い。

そもそもVRを名前しか知らない、あるいは名前も知らないって人のほうが大勢いるからね。

 

いまはまだ「WowMoment(おおーすごい)」でVR株爆上げムードだけど、いつかみんなが慣れて来て終りが来る。

まあ、後数年掛かるだろうけど。

 

VRはその先生きのこれるか!?(完)

 

以上、細かいところは省いてざっくり自分が面白かった所をまとめてみました。

 

 

で、ここから下は、今後のVR市場についてイトカネが勝手に思ったこと。

 

まず、VR未経験のライトゲーマ層にVRを手軽に体験してもらうアミューズメントが整っていくことがあると思うよね。(てか整え)

 

そのうち、VRハードを安く作る技術とか仕組みが発展していって、ハードユーザのハードルが下がっていく。(はよ下がれ!)

具体的には、PCとかPS4とかが不要で、ヘッドセット単体遊べる、かつコードレス&ルームスケールの機体が出る感じ。

そうなると、ライトゲーマが段々とハードゲーマに昇格していって、値段が高くても質の高いVRゲームが売れるようになってくる。

 

そのうち、1家に1台、1人に1台みたいに普及率が上がっていくから、観光、買い物、SNSとかでもAR/VRがふつーに使われるようになる・・・

 

という妄想!

 

 

あとは、イベント後に1時間の懇親会があったんだけど、結構色んな人と話せたんで楽しかったです!!

また同じようなイベントがあったら行こっかなー。

 

 

ご意見、ご感想あればお願いします。