やっぱり投資をするなら国内銘柄じゃなくて米国銘柄がいいよね
こんにちは イトカネです
みなさん投資はやっていますでしょうか。
このブログに来ている人は、たぶんすでに投資をやっているか、あるいはやってはいないけど投資に興味がある方なのかなと思います。
すでに投資をやっている方は、誇ってよいことだと思います。
自画自賛ではないですよ?
投資系の記事ばっかり読んでると、まるで日本人全員が投資をやっている錯覚になる!
上記の記事でも語っていますが、30才以下で投資をやっている(やったことがある)のは20人に1人くらいです。
日本人を100人集めたら、上位5人にあなたは入っています。
たとえ、運用結果が芳しくなくても、そのことにもっと自信を持ってもいいです。
成功するための第一歩は、失敗をすることだとよく言いますから。
運用結果が芳しくないのであれば、きちんと原因は考えましょう。
買った商品(銘柄)が悪かったのか、買ったタイミングが悪いのか、突発的なネガティブニュースがあったのか。
まあ、色々あると思います。
原因を見つけて改善しないと、いつまでも結果はよくなりません。
でもですよ。
含み損がずっと続いたりすると、それだけで投資のモチベーションをってちょっと下がりませんか?
もういいやってなって、そのまま放置してしまう。
あるあるです。
投資をやっていない人向けに言うと、毎日頑張って勉強してるのに、テストの成績が横ばいか下がってしまったみたいな状況です。
運動だったら、必死に練習してるのに、大会で1回戦負けの状況です。
さすがにモチベーション下がりますよね(笑
もちろん常にモチベーションを保ち続けられる人も中にはいます。
でも、普通の人がモチベーションを長期間維持するのはちょっと難しいです。
それは、モチベーションが人の感情や欲求から来ることが理由です。
人が何らかの感情や欲求を持ったとき、脳には電気信号が走ります。
それが、いわゆるやる気やモチベーションを引き起こします。
でも、電気信号はずっと走り続けるわけではないです。
あと同じような信号が何度も走っていると、脳はだんだんとそれに慣れてしまい反応がニブくなります。
モチベーションが時間とともに下がるのはそのためです。
だから、モチベーション”だけ”で投資を続けるのはちょっと難しいかもしれません。
ではどうするか。
自動化か習慣化することを目指しましょう。
自動化する
これが一番現実的だと思います。
自分でなにも考えなくても、機械的に投資が行われる仕組みを作ること。
これにはモチベーションは不要です。
具体的な例を上げるなら、投資信託の自動買い付けサービスに申し込むことがあるでしょう。
個別銘柄がほしいのであれば、完全に自動化しないパターンもあります。
半自動化です。
たとえば、適度に分散された(ココ重要)複数の銘柄を選定しておき、定期的かつ機械的に購入します。
適度の分散とは、暴落時にあなたのリスク許容度を超えないという意味です。
そうでなければ、自動化してはいけません。
私個人の考えですが、(半)自動化していいのは、あなたが今日気絶して30年後に目覚めたときに、資産が増えているような商品(銘柄)が望ましいです。
自分がいなくなっても、投資が成功する仕組みを作ることが大事です。
習慣化する
習慣はモチベーションに勝ります。
モチベーション<<習慣です。
電車での移動中や家でくつろいでいるときに、なにげなくスマホをいじっているときってありませんか?
ご飯を食べた後に歯をみがくとか、朝起きた後に顔を洗うとかでも良いです。
これらは全部習慣になっているので、目的もモチベーションもいりません。
頭で考えなくても、体が勝手にそれをやっています。
いわゆるルーチンワークというものです。
投資も習慣化できます。
習慣化するためには、これもよく言われることですが、3ヶ月間毎日続けることです。
人の細胞は3ヶ月で入れ替わると言われていて、同じことを3ヶ月続けると体が覚えてくれます。
続けろと言っても、毎日取引しろと言っているわけでありません。
それはデイトレーダといって立派な本業なので、習慣化のひとつ上の段階です。
せいぜい、
- 所有銘柄のチェック、売却判断
- 経済、投資関連ニュースのチェック
ぐらいでいいです。
1日に30分もかけなくていいと思います。
ただ、利益が出ているときでも、含み損があるときでも毎日続けることが大事です。
そのうち何も考えなくても、無意識に出来るようになります。
さて、そもそもなんでこんな話をしたのかと言えば、下記の記事がモチベーション(動機)です。
私自身はアメリカ人の方が金融リテラシーが高いというのは完全なる神話だと思っております。アメリカのFPと話していても、アメリカ人が本当に長期分散投資のことを理論的に理解しているかといえば、理解している人の方が少なく、だからこそお客様に向けての投資教育コンテンツに力を入れていると言っていました。
上記記事より抜粋
よく日本人は諸外国に比べて投資をしている人の割合が少ないという記事を見かけます。
かく言う私もそんな記事を書いてしまっています。
別に間違いじゃないです。
ただ、ここでも原因をちゃんと考えたほうが良いということですね。
記事を参考にするならば、日本という国がそもそも投資に適した環境ではなかったといえそうです。この事自体には異論はないです。ただ記事でNYダウと日経平均の推移が過去10年程度なので、すこし短いのでもうちょっと範囲を広げると、より違い顕著だと思います。
下のグラフは、過去30年のチャートです。(引用元:長期投資連合)
チャートからわかると通り、NYダウは右肩上がりですが、日経平均は過去最高値の半分程度です。
2018年の価額ならもう少し良い位置にいますけどね。
ちなみにチャート中の最高値が、日経の歴史の中での最高値です。
このチャートをみて、日本と米国どちらの企業に投資をしたいと思うでしょうか。
聞くまでもないですよね。
さて
モチベーションを維持するには、自動化と習慣化が有効だと言いました。
でもそれより有効なものがあります。
環境と文化です。※とあるセミナーの受け売りです。
米国は、経済がずっと成長してきたという環境にありました。
米国で投資をした人は、安定して資産を増やしてきた背景があります。
投資に成功した大人たちは、自分の子どもに投資を教えるはずです。
いつしか、投資をするのが当たり前な文化が米国には出来ましたとさ。
めでたしめでたし。
対して、日本の経済は最高期より衰退しています。
日本で投資をした人は、成功した人もいれば、失敗した人もいます。
そして、後者の方がずっと多いです。
彼らは投資は怖いものだと思い込み、自分の子供たち堅実にお金を稼ぐことを教えます。
いつしか、投資は怖いものだという文化が日本には出来ました。
めでたくないですね。
学生が、勉強を続けられるのは、学校という勉強のための環境・文化の中にいるからです。
社会人が、仕事を続けられるのは、会社という仕事をするための環境・文化の中にいるからです。
同様に、米国人が投資をするのは、投資を推奨する環境と文化に住んでいるからです。
逆に、日本人はその環境にも文化にも住めていません。
これが、日本で投資をする人が少ない原因だと思います。
ただ最近は、環境が変わりつつあります。
日本の経済は相変わらずダメダメなので、期待はしていません。
でも、金融庁の取り組みとか、サービスの良いネット証券会社が増えたことで、投資の選択肢はとても増えたし、コストは年々下がっています。
米国への投資の敷居も順当に下がってきてます。
あとは、いま投資を始めてきている人たちが、2、30年後の日本に投資を当たり前にする文化を作れれば良いなと思っています。
最後に一つだけ。
本記事では、投資をするのが当たり前な風潮で書いていますが、投資を押し付ける気はありません。
ただ最近、年金が減ったり、給料が少なく将来が不安だ、という声がよく聞こえます。
でも、周りの人と話していると、出てくる選択肢は貯金、個人年金ぐらいです。
そういった人たちが、選択肢が1つでも増えてくれれば良いなと思ってこの記事は書きました。
PS.
個人年金は保険会社の養分なので、絶対にやめましょう。まだ貯金のほうがましです。
ご意見、ご感想あればコメント欄よりおねがいいたします。