【お金】汗水たらして稼いだお金と、働かずに稼いだお金の価値はどちらが高いか
こんにちは イトカネです
おそらく私達の親世代。
年代で言うと、40代以降の世代ですか。
お金は働いて稼ぐのが当たり前だと思っています。
もちろんすべての人がそうではないですが、そう思っている人が大多数なのではないでしょうか。
この世には、お金を手に入れる方法は、大きくわけると2つしかありません。
「自分が働くか」
「お金に働いてもらうか」
です。
残念なことに日本人の多くは、自分が働くことしかしていません。
折角2つの選択肢があるのに、彼らは選択肢があることにすら気づいていないのです。
もちろん、みなさん銀行にお金を預けていますので、ごく僅かな銀行金利を指してお金に稼いでもらっているという事も言えなくはないです。
でもそれは、街中で空き缶を集めて1日数十円のお金を得ることよりも、なお効率が悪いことなので、稼いでいると言えないレベルでしょう。
お金の価値は全て同じ
お金というものは、金融価格以上の情報は持っていません。
一万円札が持っている情報は、日本円で一万円の価値があるということだけです。
例えば、Aさんの今月の給料であるとか、Bさんが路上で拾った、みたいな情報は含まれていないということですね。
1万円を持っている本人が区別をすれば可能ですが、本人の手を離れた瞬間その情報は消滅します。
つまり「自分が働いて稼いだ1万円」と「お金に働いて稼いでもらった1万円」の価値はどちらも同じ1万円だということです。
なので、記事のタイトルに対する答えは「どちらも同じ」です。
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これで終わっては、さすがに記事のボリュームが足りないので、もう少し続けましょう。
冒頭で触れた、お金の稼ぎ方についてです。
汗水たらして稼いだお金と、働かずに稼いだお金の価値は同じである。
そんなの当たり前じゃんと思われたでしょうか。
でも、最初に述べた私達の親世代。
彼らの中には、お金は汗水たらして稼ぐものであり、不労所得や投資のようにお金に稼いでもらうのは、ずるく汚い行為だと考えて忌避する人もいます。
信じられないかもしれませんが、いらっしゃいます。
つまり彼らにとっては、自分が働いて稼いだ1万円のほうが、お金に稼いでもらった1万円のよりも価値が高いと見なしているのです。
より悪く言えば、お金に稼いでもらった1万円はマイナスであるとすら思っています。
この事実は間違ってはいませんが、正しくもないことだと思います。
そのことを説明するために、お金を稼ぐ方法についてもう少し詳しく見てみます。
資産と負債
企業やあなたの家計の財務状況を見る手段の一つに、貸借対照表というものがあります。
財務状況とは要するに、あなたの家計のお金の健康状態です。
なので、貸借対照表は健康診断表だとでも思ってください。
説明のため、以下は私の2017年11月の貸借対照表です。
大きく、「資産の部」「負債の部」「純資産の部」というものがあると思います。
ここで一旦「純資産の部」は無視してください。
「資産の部」「負債の部」にかかれている項目には、おそらく皆さんの家計とも共通する項目があるのではないでしょうか。
「負債の部」には他には、住宅ローンなんかが固定負債に入ります。
ここで、資産より負債のほうが多い場合、一般的にその家計の健康状態は極めて悪いということがわかります。
では、資産と負債とは何なのでしょうか。
著書「金持ち父さん、貧乏父さん」で有名なロバートキヨサキ氏は次のように言っています。
資産とは、あなたのポケットにお金を入れてくれるもののこと。
負債とは、あなたのポケットからお金を奪っていくもののこと。
とてもわかり易いです。
例えば、株を持っている場合は配当金が自分のポケットに入ってきますし、ローンを組んでいる方は毎月支払いがポケットから出ていきます。
最初に お金を得る方法は大きく2つしかない と言いました。
「自分が働くか」
「お金に働いてもらうか」
です。
細かく言うならば、資産の部に書かれた項目すべてが、お金を得る方法 だということです。
あなたは最低1つの資産を持っている
「体こそが資本なので大事にしなさい」
そんな言葉を目にしたことはないでしょうか。
スポーツ選手ならばよい結果を出すこと、会社員なら毎日8時間の労働を行うことでお金を得ています。
つまり体は、もし貸借対照表に入れるならば、資産の部に入るべき項目だということです。
なので個人的には、体が資産と言ったほうが正確ではないか、と思っています。
すべての人間は、体という資産(お金を稼ぐ手段)を持っているはずですよね。
現金も、貯金も、お金に変えられる物品も何一つ持っていない人もこの世の中にはいるかもしれません。
でも体という資産を持っていない人間はいません
そのような意味で、働いて稼いだお金により多くの価値があるとみなすことも分からなくはないでしょう。
体は、あなたがお金を稼ぐための最終手段であり、すべての人が持つ資産です。
世の中の人はみんなお金をたくさん稼ぎたいと思っているはずです。
言い換えれば、みんなでお金稼ぎレースをしていて、より早く、より遠くまで進みたいと思っているのです。
そんなお金稼ぎレースにおいて、資産とはレーシングカーが前に進むためのエンジンみたいなものです。
自分が働いて稼ぐお金と、お金が働いて稼ぐお金の価値が同じというのは、体エンジンで1km進むのと、お金エンジンで1km進むことは同じだということです。
もし、他のみんなが使っている体というエンジンを自分だけが使わない場合、世の中のお金稼ぎレースではその分だけ不利になってしまいます。
私達の親世代は、私たちにレースで不利にならないように、親切心から汗水たらして働く大切さを説法している。
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と考えるようにしておきましょう(笑)
お金稼ぎレースに勝つ唯一の方法
上で、より多くのお金を稼ぐことをお金稼ぎレースに例えました。
もしこのレースが曲道がなく、ハンドル操作の要らない直線一本勝負だったとしましょう。
レースに勝つにはどうすればいいと思いますか?
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簡単です。
他の人より早いレーシングマシンに乗ればいいのです。
では、より早いレーシングマシンはどのように準備すればいいのでしょうか?
これも簡単です。
他の人より性能の良いエンジンを、他の人よりたくさんくっつけてしまえばいいんです。
もちろん現実のレースでは無理でしょうが、お金レースなら可能です。
先程、資産はエンジンだと言いましたよね。
つまり、より多くのお金を得られる資産を、よりたくさんの種類だけ所有すること。
これがお金稼ぎレースに勝つための鉄則だと私は思っています。
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さて
働いて稼ぐ一万円と、お金に稼いでもらう1万円は同じだと、すなわち体エンジンとお金エンジンで進む1kmはどちらも同じだと言いました。
でも、体エンジンとお金エンジンには一つだけ大きな違いがあります。
それは、
「体エンジンは使えば使うほど性能が上がるが、故障の確率が高まる」
「お金エンジンは使えば使うほど性能が上がり、故障の確率が低くなる」
ということです。
みなさんが汗水たらして一生懸命に会社員として働いて成果を出したとしましょう。
まともな会社ならあなたの能力を認めて、ちょっとだけ給料を増やしてくれるかもしれません。
でも、一生懸命に働けば働くほど、プライベートの時間がなくなり、体には疲労がたまります。
その結果、肉体的にか、あるいは精神的な故障をしてしまう可能性が高くなっていきます。
体エンジンが故障すると、働いてお金を稼ぐことができなくなってしまうのです。
逆にお金の場合はどうでしょう。
お金は働けば働くほど、より多くのお金を稼いでくれるようになります。
仮にですが、年利3%の銀行があることを考えてみてください。
この銀行に100万円を預けた場合に、お金が1年目に稼いでくれるお金は3万円ですが、20年後には約5万円を稼いでくれるようになっています。
あなたがなんの手間もかけずとも、お金エンジンは勝手に性能が上がってより多くのお金を持ってきてくれるようになるんですね。
しかもお金エンジンは、疲れることも、文句も言うことはなく、毎日にコツコツと真面目に働く社畜の鑑のような存在ですので、故障の心配はありません。
ここで銀行の金利が下がる場合もあるでしょ?と思われる方もいるかもしれません。
おっしゃるとおりです。
でもそれは、お金が故障したわけではなく働く環境が変わったのです。
体に例えるなら、会社単位で全社員の平均給与を下げたようなものなので、お金の本質とはあまり関係がありません。
関係はありせんが!起こりうる可能性として対策は必要ですよね。
実は、対策はすでに述べています。
お金稼ぎレースに勝つための鉄則の後半にある よりたくさんの種類だけ資産を所有すること です。
ある資産について働く環境が変わっても、別の資産があれば全体に与える影響は少なくなってくれます。
体エンジンが万が一壊れてしまっても、他のエンジンが優秀ならレースにそれほど遅れなくて済むのです。
まとめ
- 資産とは、あなたの持つお金を稼ぐための手段である
- 体は、すべての人間がもつ資産の1つである
- 自分が働いて稼いだお金と、お金に働いて稼いでもらったお金の価値は同じである
- より多くの資産を持つことで、より多くのお金を、安定して稼ぐことができる
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